超個人的漫画批評

Hello Manga Lovers all over the world, 漫画と共に歩んできた三十数年。 漫画喫茶に20代の全てを注ぎ込み、漫画こそが最高の娯楽だと信じてきた。 少年少女青年、昭和平成、時代もジャンルも問わずに読み続けてきた。 自身を形成しているのは漫画と言っても過言ではない。 そんな人生に少し後悔もあるが、、、此の先に在る奇跡を目指し、超個人的漫画批評、はじめよう、、 さぁ 、行こうか。

LV999の村人 (72点)

LV999の村人   (72点)

原案    星月 子猫     漫画    岩元健一  

キャラクター原案  ふーみ

掲載    角川コミックス・エース  既刊 2巻

 

    村人のレベル999!

 スライムのレベル999 と

     互角と見たッ!

 

   またまた『小説家になろう』からのコミカライズされたチート主人公作品ですwww

ラノベの方では現在6巻まで出ています。ラノベの方は読んではいないのでストーリーは平行しているのかはわからないですね。『小説家になろう』に行けば先にストーリーが読めてしまうという事です。
割りかしサクッと読めてしまう所が魅力的な部分かと思います。

 

    生まれつき役割が決定した世界で、 守られ、街を発展させるだけの存在でしかない最弱の存在「村人」。 そんな村人の中で、Levelを999にカンスト!極致へたどり着いた一人の男が最強の村人「鏡 浩二」(下の名前、浩二って...)と、魔族の少女「アリス」との出逢いにより 鏡は世界の運命にどう立ち向かって行くのか...
てな所ですね。


   最近の傾向としてはワキ役的存在がチートな能力を秘めている。そのギャップ、巻き返しが魅力と捉えられているようで、この漫画もその内の一つといえる。
 

 ゲーム内では一言しか発さないそんな村人が意思を持つ...見ていると段々とイラッとくる部分が出てくる。何故そんなことが起きるかというと、説明は難しいが、主役としてスポットを当てられてはいるがキミ、ワキ役だよね!なのに何故そんなに世界わかった風でスレている感もありそれでいて正義!出す感とか?主人公に感情移入出来ない部分。ファンタジーの主人公ならそれらしくしろと。設定、ワードセンスもグッと来ることもない。とまぁ言ってますが、 前述にて魅力的と言いましたが新幹線に乗ってる2時間の間で読んでしまえる!ソッコーで!とても良い所ですね。

 

漫画だからかな?と小説になろうで第一部、第一章 「俺達は勇者一行だ!」とか言ってる奴に草が生える件?のみ読みましたが、それでもやや薄〜く、次のページにはクリックする事はなかった...タイトルも現代的な造語が含まれており、この先このような表現をしていくと時の経過と共により古臭い物として扱われていってしまう。10年後にこの漫画を読もうか?もしかすると無理かもしれない。現在、多くの情報が溢れている中生き残るために流行りを追い商業の為になるのは仕方のない事なのだが、この新ジャンルをしっかりと構築して消費者に与えていって欲しいと私は願う。表紙買いして失敗したらキチーでしょwww

 

最後になりましたが、オススメです。